romiikko’s blog

心地よいドイツ生活を手に入れるために

四川省へ行きました

飛行機に乗って低地へ行く前に、

最後に訪れたチベット観光、

チベット三代聖湖、ヤムドゥク湖

標高4400m 

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天気が良いとエメラルド色になるとか!

富士山よりも高いんだよ!

 

そこまで到達する途中で、チベット犬と写真を撮る私と父.

チャウチャウ犬に似てるけど違う、獰猛だけど旅行客用に大人しく調教されてるとガイドさんが強調してた。

たしかチベット旅行記を書いた河合エカイも、「チベットの犬は獰猛だから、杖で鼻先をつついて大人しくさせる」と書いてたな。

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母は山羊を選択したが、抱っこするのは完全拒否

 

ここも空気薄くてつら過ぎ!

簡易酸素ボンベが初日に配られたけど、

「使用するのはこの湖で!」ってツアコンに口酸っぱく言われたから、

ここぞとばかりみなさん、ボンベを口に当てて

シューーーーーーー

シューーーーーーー

あまり効果は期待できず、さっさと低地に行きたいよ感がバスに充満



ラサ3泊を終えて、飛行機でようやく低地へ。

四川省成都に着きました。

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母とパンダの看板

「これでやっと心置きなくお酒が飲める〜!」と喜ぶ父。

なんだかんだ言ってビール飲んでたじゃん、高地のラサでもさ。

それでもピンピンしてた父よ、あなたバケモノですわ。

勝手になんでも仕切るツアコンのせいで、日本人仕様の辛くない四川料理

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火鍋も辛さ控えめ 梅酒は美味しかった

あ〜がっくり。老人たちはホッとしてたけど。

それでも有名どころの麻婆豆腐はピリピリ舌が痺れたけどね。

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えっと、日本にも出店してる有名なコックさんのお店ですって

 

成都も他の中国の都市と変わらず、ここ10年で大きく発展したというのがわかるくらい、どこ行っても建設ラッシュ。人口が25倍にも膨れたという。

 うん十万人からうん千万人 レベル、半端ない

 

成都二日目は楽山大仏を観に、3時間半くらいバスに揺られ続け到着、すぐにボートに乗船して、川からでないと大仏さまの全体像が拝めないくらいでかい!

でも牛久の大仏よりは小さい

 

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うん、大きい大仏さまでした。

というか、この大仏よりもパンダが観たかったよ〜成都はパンダが唸るほど集まってるんだからさ〜

という心の声が外に出ないよう、ひと苦労した1日

 

夜は、京劇と肩を並べるという四川省の変面劇を観に行きました。

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カラフルでアクロバティックで、楽しかった。

 

一瞬のうちにお面が変わるんだけど、この技術が外に漏れないよう継承しているらしいです。

「この技術は国家秘密です」だって!

 

成都三日目、日本に帰る日に訪れたのは武侯祠(ぶこうしと読む。)

ガイドさんが「ぶこうし」って言うたび、どこの市?ってハテナだったわ

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三国志で活躍した主人公的な人たちが祀られているところですな。

 

劉備玄徳、張飛関羽が兄弟の契りを結び、蜀の国を立ち上げたのがこの成都らしい。

三国志ファンはヨダレを垂らすのではないかしら

ガイドの張さんは三国志の裏話もしてくれたりと、とーーっても楽しい観光でした。

低地だから酸素足りてて頭がクリア!

 

ヨーロッパにある中国人街にはお寺があったりして、この関羽が祀られてることが多い。

確か横浜中華街にも関帝いたよね。アムステルダムにも関帝がおりました。

いつも不思議に思ってたけど、関羽劉備玄徳の臣下の中でも信頼に厚くて律儀という性格だけでなく、塩の密売に関わってたりとビジネス神として崇められるようになったとか。詳しくはググって!

 

最後は

杜甫草堂

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「国破れて山河あり」で有名なトホです。

 

クソ真面目すぎて勤め先のお役所でもかなり嫌がられたらしいとか、死ぬ間際は極貧だったとか、今やこんなに記念館まで建てられて多くの人が杜甫の詩に感化を受けたりしてるわけだ。

ゴッホと同じだなぁ

これを最後に8日間の中国チベットの旅行の終止符が打たれました。

ジエンド

 

【感想】

ヨーロッパや日本国内を旅行してると

「ギョッ」となるような、「え?なんで?不思議」

といった経験は皆無である

そんな経験をしたくてこの旅に参加してみて

期待したほど多くはないけど、価値観が変わる経験はできたと思う。

トイレが和式のみで前を向くのか後ろが前なのか悩んだり、トイレの紙を流すと詰まるから横のゴミ箱に捨てるとか、ってトイレネタばかりだな

欧州を旅行している時よりも肩の力が抜け、

居心地の良さを感じたのは、同じアジア人だからだろうか。

なんか気取ってないのよ、中国って。

大声で話したり動作がいちいち大きかったり、愛想がなかったり。

日本や欧州で中国人ツアー客が眉をひそめられるのは

この、人の目を気にせずあるがままの自分でいるってところなんじゃないかな。

ぶっきらぼうなようで気持ちは暖かい

人の目も気にしなくていいし

「この文化の規範に外れたことしてないかな」

って感じる必要一切なし。

ヨーロッパだとさー、レディファーストとかうるさいじゃん。気取った方々もがたくさんいたりして、あ、ナイフとフォークの使い方はこれでいいのか?とか、音立てて食べちゃダメとかさ。

 

飛行機で後ろに座ってた老人が、

ジーッと怖い顔で見つめてきたから、

こちらからニコッと笑ったら一気に中国語で和やかに話しかけてきた。

英語で返しても老人はわからないから

なんとなく「これ、私のパパ、こっちは私のママ」

「四川のご飯は辛かった〜」なんてジェスチャー混じりで和やかに話したりしてね。

自分が中国語ができたらどんなに楽しい旅になっただろうかと思う。

 

それに、いつか近い将来に中国を個人旅行してみたい。

まだまだ発展の余地ある中国、

とってもエネルギッシュでご飯が最高に美味しくて

日本ほど便利だったり快適に過ごせないかもしれないけど、中国語を話せる自分が屋台で「美味しい!」を連発してる姿を想像してニヤニヤできちゃう。

 

この旅に誘ってくれた両親に心から感謝したい。

ツアコンの男性の価値観があまりに受け入れがたくてブーブー言ってる私を諌めてくれた母。すみませんでした。

でもそのツアコンの品性の低さに比べたら、うちの父はなんて素晴らしいんだろう!って父を見直すきっかけになれたことは大収穫でした。

父は国籍で人を見下したりしないし、たまに調子に乗ってポロッと人を傷つけちゃうこともあるけど、あからさまに見ず知らずの人を怒鳴りちらすことはしない。

嫌味言うときはあるけどさ。ビールが出るのが遅いとかさ、そこ大事だから父には。

 

とにかく、人生においてこれ以上ないくらい、色々と考え、価値観が変わり、我慢したり苦しんだり、はたまた喜んだり楽しんだりできた旅でした。

 

これを上回るのはアフリカか中東かしら?

チベット番外編

ラサ観光を終えた日、体調いいじゃんってことで、鉄道泊の汚れを一気に落としたいと思った私はシャワー浴びて髪の毛を洗い、ん〜さっぱり、きちんとドライヤーで髪の毛を乾かし、「お母さんも入ったら〜」なんてふんふん上機嫌で、旅の日記を書き始めました。

すると、ぐあんぐあん頭が痛くなってくるじゃありませんか。

やば!これ!高山病ぶり返しか?

チベットの人たちはお風呂に入る習慣がないらしいねなんて話をしてたけど、それもそのはず。すんごい体に負担がかかるらしい。

シャワーだって同じ。

下を向いて物を書くことも血圧を上げることになるらしい。

んもう、調子に乗ったわ私、ほんと、この夜も頭痛がひどくて眠れない夜を過ごしました。

母は低地に戻るまで絶対シャワー浴びないって決めてたみたい、裏切りモノーー

 

朝になってすぐお医者さんを呼んでもらって点滴&酸素吸入

実はこの治療1回に現金4万円かかりました。もちろん保険かけてたから戻ってくるはずだけど。

この日の観光は断念してホテル待機になってしまった。

でも、ラサ観光のメインは昨日で十分だし、この日はまたお寺巡りだからっていうんでかなり諦めがついた。

昨日3回ぶっ倒れたY田さんも大事をとってホテル待機。

中国人添乗員のカクさんが残ってくれることになりました。

昼前までベットに横になってたけど、あれ?なんか動けるし元気じゃん私。

ということで、カクさんとY田さんとちょっと街中に出てみようということになり、バスに乗ってポタラ宮まで行きました。

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いや〜、こういうのやりたかったの私!

 

アーバスに乗って移動するんじゃなくて、その街の人たちが普通に生活する中をのぞいてみたかった!

ポタラ宮前の広場でいろんな角度で写真を撮ってみたり、

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カクさんが撮ってくれた写真、すぐに現像してくれた、シェイシェイ!

 

フードコートみたいなところでご飯を食べてみたり、

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ワンタンスープ、最高に美味かった!

 

ショッピングセンターでフェイクブランドのバックをのぞいてみたり

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柚子と桃がたっくさん味わえる、的なジュース!まいう〜

「カクさん、私すごく楽しい!美味しい!本当にありがとう!」って何度言ったか。

「私の奥さんと同じですね〜、美味しいもの食べると嬉しそうですね〜、買い物すると幸せそうですね〜」っていい人だったわ、カクさん、感謝です。

 

フードコートでは、隣に座ってた若い男の子たちがスマホの翻訳アプリを使って

「あなたたちは日本人ですか?」「中国は初めてですか?」って見せてきた。

ジェスチャーと英語で返すしかないけど、

「Yes, Yes, I love chinese food very much!!」

って伝えたら嬉しそうにしてた。

彼らが立ち去るとき、またスマホを見せてきて、

「この先の中国の旅行と食事を楽しんでください、中国にまたきてください」って。

感動でしょ、中国人、いい人でしょ。

体はきつかったけど、気持ちは暖かくなる経験でした。

 

あ、バスの中でも若い男の子が、私を見るなり席を立って「ここに座って!」ってジェスチャーで席を譲ってくれた、ありがとう!!!

そこまで私青白かったんだろうか。。

 

政治的な状況や、ビジネスやら、経済やら、中国はとても一括りに理解できる国ではないけど、日本を旅行するドイツ人たちが口を揃えて「日本人すごく親切!」っていうのと同じく、私も「中国人すごく親切!」と言いたいよ。

どの国にもいい人もいれば悪い人もいる、親切だったり不親切だったり、だからステレオタイプに他国の人を批判するのは危険だと思う。

 

日本語ペラペラで日本の事情をよく知る添乗員のカクさんと政治の話になることがあったけど、彼は自国をとても肯定的にみている。それで幸せそうだ。

だから、他国の人間がそれを批判するのは場違いではないかな、と思う。

余計なお世話だよ。

「今日まで30年間、国内で大きな争いごとがなかったこと、これがとても大切、私たちにとって大切なのはまず平和なんです!」って力強く強調してたカクさんを見ると、あれだけの人口を抱えながら多数の民族の寄り合いである中国に混乱なく政治を行っていくことは、今のやり方が一番なのかもしれない、と私なりに納得した。

「人権、人権、って他国は批判するけど、こんなにたくさんの人間が住んでる国で人権を第一に考えてたら権利だけ主張する人だらけで義務を考えない人ばかりでダメになる、そこまで中国は教育されていないんです」という言葉も印象的だった。

 

彼の話で個人的にとっても衝撃を受けたのは、

「ヨーロッパね。。。1回行けばいいところですよ。飯は不味いし、景色も似たり寄ったりだし。休暇を過ごすなら中国の南の地方へ行くか、日本ですね」

 

ええ??ヨーロッパの観光都市は、中国人のツアー客でいっぱいですよ!

でも、確かに、あれだけの人口が一生に1回ヨーロッパ旅行したって、この先まだまだヨーロッパは中国人観光客で賑わうだろね。

それに、「飯がまずい」わかる気がするよ。

日本のご飯が一番美味しいよ、その次中華ね

 

チベットの次は飛行機で四川省

チベット鉄道とラサ観光

さて、チベット鉄道の旅について

まずは自信満々いつも上から目線なツアコンの手違いで、

私たち家族とY田さんの4人で過ごすはずのコンパートメントに

Y田さんの代わりに中国人おじいさんが入ることに。

中国は色々融通きかないとこが多く、とにかく変更はできない。

彼も移動する気無し。

起きてる時は常に娘さんがコンパートメントにやってくる。

2段ベットだから下の段に座ってまったりお茶でも飲みながら車窓を眺めたいんですがね、父も爆睡してるし、中国人おじいさんは娘とまったりしてるし、

 

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「刑務所で寝るのはこんな感じか!」ってお父さん、それは大げさですがな

 

2階ベットに横になりながら母と

「あ〜2階に上がるのすんごい大変!、あ〜トイレ行くのすっごい面倒」

とか愚痴りながら、それでも色々話をしたりしてナントカ過ごしてました。

母が2階のベットに上がるには、私が下から思いっきり母の尻を持ち上げないと無理なほど高く設置されてるのよ、まじで。

 

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食堂車は見かけはしょぼいけど、出てくる料理は美味しかった!


日が落ちるまでは多分海抜が低かったのだろう、

夜中になるにつれて頭が割れるような頭痛が始まり、ほとんど寝れなくなってしまった。

ちょうど夜中あたりが世界最高所を走るとは聞いてたけど、標高5000mですってよ!

とにかく早く朝になってラサに到着してもらいたい、と願いながら横になってた。

朝食も食べれないし、トイレはくっさいし、頭痛いのは高山病だからなるべく水分取らないといけない、でもトイレ行くのやだ〜、でも頭痛い〜。。。このジレンマ!

深呼吸して酸素を少しでも取り入れなきゃ!

す〜は〜す〜は〜

なんて数時間やりながらラサに到着

到着してすぐ昼食だったけど食欲なんてわかない!

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楽しみにしてたチベット餃子「モモ」も食べれず



早く横になりたい、ベットに。。。

 

ホテルの部屋で横になるとすぐ、常駐のお医者さんがやってきて検査してくれた。

血中酸素濃度60%、血圧160/90 

普段は血圧上が90だよ。。。

はい、すぐ酸素吸入してください、もちろん点滴もね!

母にもとりあえず検査してもらったら?なんて言って

「え〜ちょっと頭痛いだけだけどね、検査は無料なんでしょ?」って気軽に検査してもらったら、私より血圧高いし!どんだけ我慢強いんだ、日本の老人は!


はい、酸素吸入&点滴して二人で1時間ほどベッドで爆睡しました。

後で聞いたらツアーの女性陣6名全員治療を受けたとのこと。

一番若い私と母だけかと思ってたけど、「ドイツから来てるしね、疲れてるでしょう」って皆様に慰めていただきましたが。。

夜のポタラ宮写真撮影と食事を私はパスし、母は頑張って行ってた。

どんだけ体力あるんだ?日本の老人は!

 

翌日はスッキリ元気!

 

このツアーの目玉である、ポタラ宮見学:歴代のダライ・ラマのお住まいと、

明治時代に日本人で初めてチベット訪れた河合慧海が修行したというセラ寺

チベット仏教の聖地ジョカン寺を無事に観光できました。

とにかくこの日がチベット旅行のメインと言っても過言ではなかったが、ツアーメンバーの女性2名と男性1名は高山病から復活できず、ホテルで待機となりました、残念。

 

ちょっと長話したり早歩きすると頭が重〜くなるので常に母と

す〜は〜す〜は〜深呼吸しながら、

一人はしゃいでベラベラ喋ってる父に

話しすぎ!ぶっ倒れるよ!」って交互に注意してました。

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母よ、酸素少ないのにマスクですか!芸能人並みの変装ですな

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ポタラ宮に登るのに「死んだ人もいる!」と脅され、息切れしながら無事辿り着く

 

この河合慧海のチベット紀、kindleで読んでるところ。

いや長いんだこれ、途中でほっぽらかしてますが

彼はまだチベット鎖国で外国人を入国させなかった時代に、チベット仏教の経典を手に入れるために壮絶な経験をしながら中国からチベット(今でいう)不法入国するという旅の記録です。

中国人だと言い張って難を逃れたり、スパイ容疑をかけれたり、虎に襲われそうになったり、雪山で遭難しそうになったり、川を渡るのに何度も流されそうになったり。。。仏教を知らなくても面白い!中国語は話せないがチベット語はかなり習得して、旅の途中のチベット人たちに説教をしてお布施をいただいたりしてね。病気の人を治療したり、偉いんだこの人!セラ寺でもかなりの地位まで上り詰めたらしいけど、イギリスのスパイではないかという容疑をかけられそうになって帰国したとか。。

 

そしてセラ寺では禅問答が公開されていて、若い子たちが一生懸命激論を戦わせているのが健気に見えて、思わず感動して涙が出てしまった。

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砂で書かれた曼荼羅。下絵もなし1週間ほどで消されちゃう

息子と歳が変わらない子たちが、仏門に入ることを決めて俗世からかけ離れた厳しい生活をしてるかと思うと、んもう、本当すごいと思う。。なんて感動している横で、禅問答の場面をスマホで撮影してる若い僧たち、

ん?スマホ、持っていいの?あんたたち?

あら、なに?いいスニーカー履いてんじゃない!

え?そんなに俗世から離れてないのかもね、意外に。。

ちょっぴり残念な瞬間だったなぁ。

石段に座る母に、「この座布団使ってください」とスマホの若い僧からご親切していただいたのに、一瞬「え?汚くな。。。」と躊躇する母を見逃しませんでした。

「やっぱり親切だね!お年寄りを大切にするんだね!遠慮なく座ったら?」と無理やり座らせてやりましたよ。

 

ジョカン寺では、チベット仏教の信者たちがはるばる遠くからやってくるという。

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カラフルで迫力あって、日本のお寺と全然違う!

中には3歩進んで五体投地3歩進んで五体投地を繰返しながら何ヶ月もかけてくる人もいるとか。

キリスト教ユダヤ教の聖地エルサレムみたいなところか。

ズ〜っと頭が重いので添乗員さんの説明をぼんやり聞いてしまう。

 

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建物の中は階段を登ったり降りたりで、ツアーの皆さんもぐったり! その横でミーハーにもお坊さんと写真を撮ってもらう私。

そうそう、おっちょこちょいY田さんは、ポタラ宮に向かう途中で人知れずぶっ倒れてたらしい。2メートルごとに並んでる中国思想万歳的なポスターを撮影してたら、我々が先に進んでるのに追いつこうと、なんと!走ったらしい!空気中の酸素濃度は低地の60%ってところで、走るのなんて厳禁なのに。。追いつけずに一人ぶっ倒れ、一人立ち上がり、目の上にたんこぶ作って青あざ。。よく追いついたよ、それもすごいけどさ。

そしてセラ寺でも坂を登り切って禅問答の場所にたどり着いた途端ぶっ倒れ、最後に夕食のレストランでも2階に上がった途端ぶっ倒れてた。。どんだけ頑張るんだY田さん!

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その日誕生日だったからね、Y田さん、おめでとう。

 

とりあえず、ここまで、あ〜話が尽きない。。

 

 

中国チベットツアー旅行2019

 

いやー、頑張った

というか無理したな、過信したよ自分の体力を!

ドイツから日本へ到着した次の日に、ツアーで中国チベット

7泊して日本に戻り次の日の夜中にドイツへ戻る

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迎えにきてくれた妹と訪れた川口の隠れ家カフェ、美味しかったし妹とも相変わらずゲラゲラ笑ってもぐもぐ食べました



そりゃああなた高山病にかかりますよ、

疲れも残る46歳中年女だってこと、自覚しなさすぎ!

ツアーのメンバーは両親を含め70過ぎたお年寄り12名

私一人40代、あとはおじいさまおばあさま

まだまだ体力ありますから〜!なんていきがってましたが..

 

まずは成田から青海省西寧へ

これから先ずっと食事は大きな円卓で中華感満載

次から次へと料理が出てきて、

ツアーコンダクターが勝手に決めたものをひたすら食べる7日間。

もちろんお年寄りばかりだから、

「うへー、脂っこいな〜」の声をよそに

「うまっ!おいし〜、マイウ〜」と食べてるのは一番若いわたしだけ。

言い訳がましく「ドイツ食に慣れてるとほんと、なんでも美味しい!」なんて中華様が怒るような失言ポロリ。

でもホントに美味しかったんだって!

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毎食たくさんの料理が残ってるのはとても心苦しかった


西寧で訪れたのはチベット仏教最大のゲルク派創始者の出身地

タール寺を見学

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ええ、たくさんいましたよ、中国人らしいポーズ撮る人達が。

規律が厳しく一生独身だそうな

ここには年老いた僧のための老人ホームもあった

ダライ・ラマ14世ゲルク派に属してる。

写真の摩尼車(マニ車)は手で触って回らせるんだけど、

回すと功徳が積めるんですって、なんかお手軽感ありすぎ...

しかも触った後の手の匂いったら...くっせ〜〜〜!!!

功徳よりもばい菌が寄ってきそう、と皆さん思ったみたい、それ以降も何度か摩尼車を見かけますが、よっっぽど功徳を積みたいY田さんだけが端から端まで数十個の摩尼車をクルクルやってましたよ

 

そういえば一人おっちょこちょいなY田さんが迷子になりましたね。

みんなの心配をよそに図太い神経のツアコン

「ま、見つかるでしょ、大丈夫」って言っててみんな唖然としたよ、探しに行けや!

帰り道に売ってたゆでトウモロコシが美味しそうで。。。

「脂っこい中華よりもあのトウモロコシで昼飯でもよかったな」

と呟いたおじ様がいたのも笑えた

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五体投地をライブで見る機会なんて!大変そうだよね

西寧の駅に到着して厳戒な荷物検査を受けてこれからチベットへ。

まだここまでは普通に生活できる海抜だからね

と〜っても元気で「うっわ〜い、チベット鉄道だ!」なんて

浮かれましたわ。

旅のしおりにも

西蔵高原を走る車窓からナントカ山脈、ナントカ河、ナントカ山脈

雄大な景色と遊牧風景をお楽しみください」

と書かれていて、よっしゃ〜!むちゃくちゃ楽しみ!

なんて、何度もパスポート検査されたり150ml以上の

スプレー缶を没収されたりしても気分はウキウキでしたよ。

20時間近く寝台列車に揺られる旅が始まります。

車窓なんか見る余裕もなく、高地の酸素の薄さを実感することになるとは!

 

この度の続きはまた今度にしよう。

一気には書けません

 

 

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樹齢90年近い桜の木、そのうちあっという間に葉を落とすでしょう




ドイツで快便を目指すなら

毎朝欠かさず食べるもの

それは、これ以上ないっていうくらいの

食物繊維だらけのミューズリー

 

まずはバナナをちぎり

食物繊維たっぷりの種たちを入れる

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左からLeisamen, Chiasamen, Flohsamen, Müsli

ココナツミルクと手作りヨーグルト

それに手作りジャム(白桃かイチゴルバーブ、どれも自家製)で甘みを加えてすぐにぐるぐるかき混ぜる。

 

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今日は庭で採れたラズベリー入り

美味いかって?

美味しくなかったら続きませんよ

 

それにこれを食べた日の翌日のおトイレといったら、

バナナ3本は軽く行きます。スッキリ!

 

Leinsamen

フラックスシード?亜麻の実 亜麻仁オイルの元ですからオメガ3たっぷり

ドイツでは便秘予防にミューズリーに入れるのがポピュラー

個人的には種をミルにかけて粉々にした方が吸収がいいと思う。

 

Chiasamen

アシードは日本でも有名なスーパーフード

食物繊維だけでなく必須アミノ酸やオメガ3も含まれてて水分で膨れてプルプルになる

 

Flohsamen

オオバコの一種

栄養価はないんだけど、これも食物繊維の塊で水分を吸収して膨れるから満腹度半端ない

 

ヨーグルトはinstantpotで手作り

温めた低脂肪牛乳1リットルにLC1ヨーグルトを1カップ加えて8時間発酵させればいいだけ

Instantpot本当に優秀だわ

 

手作りジャム

イチゴルバーブジャムは、庭で取れるルバーブ市場で買ったイチゴを加えると酸味が加わって美味しいの

今年は同僚にあげたらとても喜ばれた!

白桃も一番甘くなる夏の終わりくらいに3キロくらい買って、タネと皮をむいて煮込む、これが美味い!

 

朝はなかなかお腹が空かないから、とにかくこういうものを口にして内臓を起こしてあげないと昼過ぎまで何も食べずに済ましちゃう

お相撲さんのように一日2食でデブまっしぐらだからな

 

最近寒くなってきて、このクールな食物繊維ボウルを食べると体が冷える感じがする。

秋冬版に食物繊維たっぷりスープとかオートミールとか、試してみっかな。

 

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去年から植えっぱなしのダリアが満開、もうどうしようもないくらい大きく育っちゃって

今日もたくさんのことに感謝して

ご機嫌で明るく過ごしていきます。
 

ドイツでスカルプケア

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庭のラズベリー トゲトゲがあって収穫しづらい ロッコも大好き

白髪が増えてきたな、と思う。

髪の毛を明るく染める機会もないから

ドイツの美容師は多い毛を梳いてくれたりしてくれないし

カラー剤も違うだろうし、で美容院になかなか行かないのだ

地毛のままの真っ黒な髪の中に

うっすら白い毛が見えてたりすると

こりゃとっても目立つ。

毛の量が多いしまだそこまで白髪も多くないから

時間ができるとピンセットで抜くぐらいの対処法。

 

でも、増えてきた、数が。

昔、スェーデン人の夫をもつTさんが

「日本に一時帰国すると活性酸素が増えて

白髪が増える気がするのよー」

とおっしゃってた。

わかる気がする。

飛行機の移動は疲れるし

トランク詰めるのもあれやこれや考えて

飛行機に乗り遅れないようにとかなんとか

もう日本での楽しみがない限り

こんなことやってらんないよね、なんて思う。

 

そんなこんなで試してみたいのが

スカルプケア

抜け毛とか薄毛とか白髪とか

細かい原因は違うかもしんないけど

それら諸々の対処の仕方は同じで

なんとなく地肌元気にしとけばいいんじゃないかな

 

ドイツはオーガニックコスメが日本ほど高くない

気軽に買える値段かと言われると

そうでもないけど

でも大人だしね 働いてるし

体や心にいいことは試してみよ

日本でも評価の高いオーガニックコスメ

ヴェレダドクターハウシュカを買ってみた

 

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まずはヴェレダ

ローズマリー配合で香りはまあまあ

しみることもないしかといってスッキリでもない

つけてみるとなんか効くかもしれないね、という期待感は高まる

髪の毛に直接つけてスタイリング剤にもできるとか

優秀〜

 

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ドクターハウシュカ

薬用感きかせてます

ニーム、ネトル、アルニカとか薬用ハーブ入り

こちらもミント系が入ってないから

スッキリさっぱり感は少ないけど

あ!夫につけさせようかしら

こちらは元気のなくなった髪にコシとはりをつけますよ、

脂っぽい頭皮を正常に、フケも減らしますよ、って

ドイツの説明書には書いてありますね、すごいね

 

夫は髪の毛少な〜いんだけど

本人全然気にしない

うちの父なんか70越えても髪の薄さを気にしたりして、いまだにジタバタしてるよな〜

髪の毛と地肌の区別がつかないくらいの金髪度

伸びてきたら1ヶ月に一度バリカンで3ミリくらいに切るのみ

多少凸凹でも切り残しがあっても金髪だと全然目立たない!

シンプルでラクそう、金髪だからできる技なんだけど

 

このスカルプケアで白髪が増えなくなればいい

そりゃあエイジングに抗うことはジタバタ感あるけど

色々買って試してみたりすること、これが楽しくて仕方ないんだな

 

 

ドイツから日本の親を想うとき

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昨日は雨にはならなかったけどすごい空模様だな

日本を離れてはや20年、日本帰国は毎回楽しみで、

特に母や妹や兄家族の顔を見るのが何よりの楽しみ。あ、父もね

今更日本で住みたいとは思わないけど、

唯一ふっと考えるのは、

母の老後に寄り添ってあげたいなということ。

父が先に死ぬという不確かな前提で考えてるんだけど。

 

中国チベットの旅行の滞在は常に母と二人部屋、

その時にチョロチョロ老後についての話題になった。

心強かったのは

「私長生きするって占いの先生に言われてるから安心よ」

って言葉。

私以外の家族も多分そう思ってるだろう。

でも父もタフだからな〜

チベット旅行で高山病になって倒れたのは私のみで

父も母もピンピンしてたし。

まあ多少息苦しさはあったようだけど

 

母自身、父が先に死んで自分が残るという予定でいるみたい。

その際に今住んでるマンションを売り払ってホームに入ることも視野に入れてるという言葉がふっと漏れて、それは大反対しておいた。

だって、ドイツにもたくさん一人暮らし老人はいるのよ、

たとえ子供達が離れて暮らしていようと、まず同居はあり得ない。

体が動かなくなってようやく施設などに越す人の方が多い。

それまでは、マイペースで一人暮らしをする老人の割合が高いのがドイツ。

母の場合は近くに兄家族もいるし、でも同居なんて面倒だから、

そしてホームもなんだかんだ人間関係が複雑だったり、

色々な時間割ができていて自分の好きなようにできないらしいのよね、

と母が言う

わかってるのね

そだよ、体が動くうちは一人暮らし満喫しなよ〜と勧める私。

私も時々一人暮らししたくなる時あるもん

一人暮らしする母のマンションに

私が年に3分の1くらいドイツから戻ってきてあげればいいじゃない

そのためには今からドイツと日本を往復する旅費を貯めておかなければならないし、

ドイツにいても日本にいてもできる仕事を身につけておかなければならいなと、

今後の人生後半戦の目標が定まった気がする。

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右手に携帯、左手にボールを持ってないとこちらを向かないロッコさん

昨日、母から電話があった。

チベットで医者にかかった際の保険についてかけてきたんだけど、

父が泊まりで出張に行ってた時に一人で映画を見てきたらしい。

三谷幸喜はお父さん嫌いだから、一人で行ってケラケラ笑ってきたわ」

それを聞いて、無性にその場に居たかったなと思った。

母の隣で一緒に笑いたかった。